がん緩和ケアと地域連携

はじめに~本websiteの目的

がんの経過における苦痛は、療養生活に支障をきたし、身体的心理社会的に大きく影響します。遺族調査において、半数のがん患者においてお亡くなりになる1か月前まで苦痛を感じていることが明らかになり、がんの苦痛の緩和について課題解決への取り組みが求められています。

本websiteは令和1~3年度厚生労働省科学研究費補助金(がん対策推進総合研究事業)がん患者の療養生活の最終段階における体系的な苦痛緩和法の構築に関する研究班 (19EA1011)および、令和4年度厚生労働省科学研究費補助金(がん対策推進総合研究事業)がん関連苦痛症状の体系的治療の開発と実践および専門的がん疼痛治療の地域連携体制モデル構築に関する研究(22EA0401)班(班長 国立がん研究センター中央病院 里見絵理子)の研究成果を多くの臨床家に利用していただけるように設置しました。がん疼痛、呼吸困難、終末期過活動せん妄などがん緩和ケアにおける苦痛緩和のためのプラットフォームとなることを期待しています。